マンション売却を不動産業者に相談する時に気をつけたい4つの注意点

マンションを売る時って、不動産業者に相談する必要があるですか?

そうですね。一般的には、マンション売却の仲介を行ってくれる不動産業者に相談するものです。

では、これから相談してみようと思いますが、何か注意点はありますか。

マンションに限らず、不動産取引は専門的知識がないと、知らない間に進んでしまうケースがあります。そのため、具体的な話が進み始める前に事前の情報収集をしておくべきです。では、このページでしっかり勉強しておきましょう。
マンションの売却をするときに、まずは不動産会社に相談するべきですが、不動産会社に相談するときの注意点も幾つかあります。
不動産会社の質や営業担当の力量などは、ピンからキリまでありますので、あなたが求めている相手なのかを見極めなければいけません。
そこで今回は、「マンションの売却時にまず相談するべき相手は誰?」というテーマで詳しく解説していきます。
この記事の目次
マンションの売却の前に
結論から言うと、冒頭の通り、マンションの売却時には不動産会社に相談するべきです。しかし、不動産会社にマンションの売却を相談する前に、まず自分で相場価格を調べることがオススメします。自分で相場価格を調べる利点は以下の通りです。
- 不動産会社の話を理解しやすい
- マンションを売却して得するか損するか分かる
- 周辺の物件を把握できる
まず、マンションを売却するということ自体、一生に一度あるかないかのことです。
そのため、基本的には不動産会社に仲介を依頼しますが、相場を把握しておいた方が不動産会社とスムーズに話すことができるのです。そのため、事前にマンション相場は調べておきましょう。
また、マンションをいくらくらいで売却できるかを把握しておけば、残債を完済できるのか、残債が余ってしまうのかが分かります。残債が余ってしまえば手持ち資金で捻出する必要があるので、そもそもマンションを売却するかどうかの方針が変わる可能性があります。
さらに、周辺の売り物件を把握できるので、不動産会社が査定額を提示したときにも理解しやすいのです。なぜなら、不動産会社の査定額は、周辺の成約事例に今の競合物件の売り出し事例を加味して算出するからです。
自分でマンションの相場価格を調べる方法は、大きく2つの方法があります。具体的なやり方は、以下の記事を参照ください。
不動産会社への相談
つづいて、不動産会社へ相談をします。不動産会社へ相談すると以下のような流れになります。
- 事例などを踏まえた「机上査定」
- 実際にマンションを見学する「訪問査定」
- 媒介契約を結ぶ
- 売却活動スタート
そのため、不動産会社へ相談するときには、「机上査定」の依頼という形を取ります。査定依頼するだけでは料金は発生しないので、積極的に査定依頼しましょう。
相談するタイミング
不動産会社に相談するタイミングは、先ほどいったように相場を把握した後にしましょう。相場価格も把握しないまま、いきなり不動産会社に査定依頼してしまうと、何が何だか分からないうちに訪問査定になってしまいます。
そうではなく、相場価格の把握をした上で、訪問査定をしてもらう不動産会社を絞ることが大事です。不動産会社を絞れば絞るほど、訪問査定のあとに行う「不動産会社の選別」の精度が上がります。
相談する不動産会社
相談する不動産会社は以下の点を抑えておきましょう。
- 複数社に相談する
- 色々な種類の不動産会社に依頼する
- 地元の店舗には直接行く
これら3点は必ず抑えた上で、不動産会社には相談しましょう。
複数社に相談する
まず、決して1社ではなく複数社に相談しましょう。理由は、1社だけだと査定額の精度が分からない上に、その不動産会社が苦手としているエリアの可能性があるからです。査定額は不動産会社それぞれで金額が異なる場合が多いです。
そのため、複数社比較した上で、その査定額の「理由」を把握しないことには、その不動産会社の査定額の精度は分かりません。
また、不動産会社も得意なエリアと不得意なエリアがあります。そのため、1社だけに査定を相談して、その不動産会社が不得意なエリアであれば、売却金額が落ちやすくなるのです。
色々な種類の不動産会社に相談する
また、不動産会社は色々な種類があるので、なるべく多くの種類の不動産会社に相談しましょう。不動産会社の「種類」とは、具体的には以下のような種類のことです。
- 大手不動産会社
- 地元密着型の不動産会社
- 新興不動産会社
上記の不動産会社の「種類」によって、広告宣伝方法も異なりますし、それぞれの強みも異なります。たとえば、大手不動産会社であれば、ネームバリューを活かした集客力が強みです。
一方、地元密着型の不動産会社は、その不動産会社しか持っていない顧客層を持っていることが強みになります。
また、新興不動産会社などは、SNSを利用した広告宣伝や手数料率の割引など、新しい試みをしている点が強みになります。不動産会社の種類ごとの特徴に関して、詳しくはこちらの記事を確認ください。
関連記事マンション売却はどっちが高く売れる?「大手不動産会社VS地域密着不動産会社」
地元の店舗には直接行く
また、不動産会社に相談するときの注意点があります。それは、地元に1軒だけあるような、完全地元密着型の不動産会社には、直接訪問するしか査定の相談ができない場合がある点です。
つまり、ネットや電話などでは査定をしてくれないので、直接不動産会社を訪ねるということです。
このような不動産会社は、前項で説明した「地元密着型の不動産会社」よりも、さらに太いパイプを持っている場合があります。そのため、特に地元住民しか訴求できないような、マイナーな駅の最寄り物件などは、直接アプローチすると良いです。
おススメの相談方法
結論からいうと、不動産会社に相談する方法として一番良い方法は、一括査定サイトを利用することです。
一括査定サイトとは、物件情報をネット上で一度入力するだけで、5~6社程度に同時に査定の相談ができるシステムになります。前項でお話した地元密着型の不動産会社への直接訪問は例外と思ってください。
一括査定サイトの魅力
一括査定サイトの魅力は、以下の通りです。
- 手間がかからない
- 同時期に比較できる
まず、何といっても一括査定サイトを利用すれば、査定の相談をするときに手間がかかりません。ネット上からの入力作業は、5分程度あれば完了してしまいます。そのため5~6社に査定の相談をするのに、5分程度で済むということです。
また、査定結果はどの不動産会社も1~3営業日程度で届きます。そのため、複数の不動産会社を同時期に比較できるという点も魅力です。
不動産の価値は刻一刻と変わってくるので、あまり時間が空いてから査定結果を聞くと、査定額の精度が落ちてしまっていることがあるのです。
賃貸と迷っている場合
また、仮に賃貸か売却かを迷っている方にも、一括査定サイトはおススメできます。一括査定サイトにもよりますが、売却以外の「賃貸」や「土地活用」の相談も受けているサイトがあります。そのサイトを利用すれば、売却以外の賃貸時の査定額なども算出することができるのです。
賃貸時の査定額も売却額と同じタイミングで提示されるため、売却にするか賃貸にするかの判断もしやすいというワケです。
一括査定サイトに関して、もっと詳しく知りたい方はこちらの記事をご確認ください。
まとめ
マンションの売却時には、以下の点を抑えて不動産会社に相談しましょう。
- 不動産会社に相談する前に、相場価格を把握しておく
- 不動産会社への相談は複数社、色々な種類の不動産会社へ
- 不動産会社への相談は一括査定サイトがおススメ
まず、相場価格を把握することが大切です。ネットで調べれば、小一時間程度で調べられますので、不動産会社へ相談する前に必ず相場価格は調査しましょう。また、不動産会社へ相談する際は、一括査定サイトを利用して行いましょう。
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